ノボジーンは新たに8台のPacBio Sequel IIeシステムを導入し、より高品質なロングリードシーケンス受託サービスを提供します
2021年6月9日、ゲノム解析サービスのトップメーカーであるノボジーン(Novogene)はPacBio社と戦略的業務提携を結び、最新式の一分子リアルタイムシーケンサーPacBio Sequel IIeシステムを8台導入することを発表しました。これにより、ノボジーンの中国・天津シーケンシングセンターではPacBio Sequel IIeシステムがアップグレードされ、ロングリードのシーケンス能力が向上しました。さらに、ノボジーンはPacBio®認証サービスプロバイダーを取得することにより、より高品質なシーケンスサービスを提供することを目指しています。
このプロジェクトが完了すると、ノボジーンはPacBioシーケンスシのプラットフォームの全て(Sequel IIe,、Sequel II、Sequel)を備えることになります。今回のPacBio Sequel IIeシステムの導入により、ノボジーンはHiFiロングリードシーケンスを提供できるようになることで、世界中の顧客へより精度と効率が優れたシーケンスサービスを提供することができるようになります。
ノボジーンの中国・天津シーケンシングセンターのPacBio Sequel IIeシステム
PacBio Sequel IIeシステムは、PacBio社の一分子リアルタイム(SMRT)シーケンス技術に基づいた最新のロングリードシーケンスシステムです。データ処理と演算能力が改善されたことにより、この新しいシステムは高精度のロングリードデータをこれまでになく迅速かつ経済的に得ることができます。研究者にゲノムやトランスクリプトームの包括的な視野を提供することができます。
PacBio Sequel IIeシステムはHiFiシーケンスのために最適化されており、シーケンスデータの後処理を減らし、全体的な二次分析時間を70%に短縮することができました。さらに、その新機能によりファイルの転送時間とデータストレージも最大90%に減らしています。
ノボジーンは2017年にPacBio Sequelを初めて導入して以来、ロングリードシーケンスサービスの分野で豊富なプロジェクト経験と成功事例を積み上げてきました。現時点では、ノボジーンはPacBioプラットフォームを使用している2,600件以上の動植物ゲノムシーケンス、微生物ゲノムシーケンス、全長トランスクリプトームシーケンス、及びヒトゲノムシーケンスのプロジェクトを経験することで、数万サンプルのシーケンス実績を持って取ります。これらのプロジェクトの実績は100本以上の論文に発表され、その合計のインパクトファクターは850を超えています。
PacBio Sequel IIeシステムによりノボジーンが提供するサービス
ノボジーンは、ゲノムサービスのリーダー企業としてシーケンシングセンターの規模を絶えず拡大し、常に最先端のシーケンスプラットフォームを利用して高品質なサービスを提供します。ノボジーンは、高い専門性、高い品質、サービスの速さ、コストパフォーマンスにおいて常に世界一であることを目指し、科学の発見と世界の調和に貢献し続けていきます。