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ノボジーン株式会社は東京大学でNovaSeq X Plusの導入を開始

2024年1月22日、ノボジーン株式会社(代表執行役社長 片桐友二)は東京大学柏Ⅱキャンパスでイルミナ社の新型シーケンサーであるNovaSeq™ X Plusシーケンサーの導入を開始しました。NovaSeq™ X Plusシーケンサーは革新的なテクノロジーを使用することによって、シーケンスのスケーラビリティ、速度、およびコストの限界を押し上げ、年間20,000検体を超える全ゲノム解析データを生み出す能力をもち、これまで以上に高い費用対効果で研究プロジェクトを推進することができます。

ノボジーン株式会社は東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻鈴木穣研究室(鈴木穣 教授)との共同研究プロジェクト「柏東大ノボジーンOmics CORE」でNovaSeq™ X Plusシーケンサー を運用することで、世界最高水準の先端ゲノミクス解析技術の試験と評価を実施します。この成果により日本のゲノム研究開発が効率化され、日本のゲノム科学の発展と社会実装の推進への寄与を目指します。

「私としましても今回の共同研究には期待しています。もちろんノボジーン社側にもメリットはあるのだと思いますが、むしろ大学側のメリットも大きいです。特に新規の機器の導入、関連技術開発にかかるコストにつきましては、もはや公的資金で賄える範囲を大きく超えてきています。またせっかく巨費を投じて解析環境、関連技術を整備しても、いざそれで民間導出を考える際には、大学単独でのアウトリーチには限界があります。これからもこのような形での産学連携は多くのところで発生してくるのではないか、と思います。」

東京大学大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 鈴木穣教授のコメント

「最先端ゲノミクスにおける革新的な研究を推進すべく、ノボジーンはイルミナ社の最先端ゲノム解析機器であるNovaSeq™ X Plusシステムを国内で導入しました。これにより国内の様々なヒトゲノム関連プロジェクトに役立てて頂けることはもとより、世界最高水準のゲノミクス研究を実施する東京大学鈴木穣教授との共同研究プロジェクトによって、日本のゲノム科学の発展とゲノミクスの社会実装の推進に貢献できることを嬉しく思います」

ノボジーン株式会社 片桐友二のコメント

鈴木穣教授(左)と握手する代表執行役社長片桐友二(右)

東京大学 柏Ⅱキャンパス 産学官民連携棟


ノボジーン株式会社について

ゲノムサービスおよびソリューションのリーディング・グローバル・プロバイダーであるノボジーン株式会社(代表執行役社長 片桐友二)は東京都中央区に所在し、主に国内の大学や製薬企業等を主要顧客としてゲノム受託解析サービスを提供しています。そのサービスの範囲は広く、全ゲノム解析や全エクソーム解析、トランスクリプトーム解析、メタゲノム解析、シングルセル遺伝子発現解析などショートリード型シーケンサーをベースにしたサービスはもちろんのこと、PacBio社やオックスフォードナノポア社が提供するロングリード型シーケンサーをベースにしたサービスも幅広く提供しています。

イルミナ社NovaSeq™ X Plusシーケンサーについて

ゲノム解析装置のグローバル・リーディングカンパニーであるイルミナ社は、 NovaSeq™ X Plusシーケンサーを開発しました。 NovaSeq™ X Plusシーケンサー の1ランあたりの最大アウトプットは16Tbであり、これまでの業界標準であったNovaSeq™ 6000シーケンサーの最大アウトプット6Tbの約2.5倍です。その上、ランタイムや塩基読み取り精度も向上させ、さらに消耗品試薬を常温で輸送できるようにするなど環境負荷の削減にも配慮されています。 2023年11月にはノボジーン・グローバルグループがNovaSeq™ X Plusシーケンサーを10台追加調達し、中国、米国、英国、シンガポールを含む各地域のラボに配備してサービス能力をさらに強化することが発表されました。