ノボジーンは、PacBio社の最新プラットフォーム「Revio™」でのサービスを導入することで、アグリゲノミクス、ヒト遺伝学、がん研究など様々な研究分野において、精度と価格の面でロングリードシーケンスの供給を大きく向上させることになりました。

PacBio Revio™システムは、ロングリード・ゲノミクス・シーケンスにおけるゲームチェンジャーである。前身であるSequel IIeの15倍のスループットを持つPacBio Revio™システムは、年間1,300ヒトゲノム相当量のデータ製成をすることができます。また、1回のシーケンスで遺伝的変異（SNV、InDels、構造的変異、タンデムリピート拡張を含む）の包括的なスナップショットと塩基のメチル化を直接検出をしながら、塩基≧Q30の精度90%、リード中央値≧Q30の優れた精度を約束します。

図1. RevioシステムとSequel IIeシステムとの性能パラメータの比較

ノボジーンは、世界最大級のシーケンスソリューションプロバイダーであり、シーケンス品質、シーケンス能力、オミックスソリューションの範囲において市場をリードしています。ノボジーンの既存のシーケンサーラインアップにPacbio Revioプラットフォームを導入することは、最新のシーケンサー技術を規模や価格に応じて研究コミュニティに提供することへの継続的なコミットメントを示しています。

図2. ノボジーン社が新たに導入したPacBio Revio™システム

ロングリードシーケンスには、de novoシーケンシングを含む複数のシーケンスアプリケーションに有効です。ノボジーンは、主要な研究機関との強力なコラボレーションを通じて、de novoシーケンス技術およびその応用分野で10年以上の経験を蓄積してきました。現在までに、ヒト、哺乳類、農作物、果樹、森林、藻類、水生動物、昆虫、微生物を含む950種以上のゲノムを組み立ててきました。また、陸綿、ホタテ、チベット豚、ゴールデンモンキー、天馬、黄河鯉などの種について、史上初のフルゲノムアセンブリを達成し、ScienceやNatureなどの一流誌に掲載されました。2022年には、異なるゲノム特性を持つ300のサンプルのアセンブリ作業を完了し、テロメア間（T2T）ゲノムアセンブリプロセスの開発により4つの特許を取得し、19G 植物ゲノム染色体レベルアセンブリなど超大型ゲノムのアセンブリプロセスの開発に成功しています。

ノボジーンは、ロングリード技術を用いたメタゲノムシーケンスにおいても、同様に飛躍的な進歩を遂げています。土壌、糞便、腸内細菌などの複雑な試料調製における技術的課題の克服や、高品質な微生物ゲノムマップのアセンブリーにおける効果的なワークフローなど、強力なノウハウを培っています。

ノボジーンは、サービスレベルを向上させ、世界中のお客様に卓越したゲノミクスサービスを提供することに専念しています。サンプル調製、ゲノムシーケンス、バイオインフォマティクスにおける豊富な知識と経験により、ノボジーンは世界中の研究者に信頼されるゲノムパートナーであり続けることを目指します。