NovogeneがScience誌の投稿に貢献
2020年4月9日、“Horizontal gene transfer of Fhb7 from fungus underlies Fusarium head blight resistance in wheat”という研究記事がScience誌に掲載されました。 この研究では、バイオインフォマティクス研究所でもあるNovogeneが、ゲノムアセンブリー、ゲノム構造のアノテーション、進化分析に関するサービスをサポートしています。
Fusarium. graminearumは、中国、米国、カナダ、ヨーロッパおよび他の多くの国で小麦FHBの主要な病原体であり、世界の小麦生産と食品の安全性を脅かしています。 Thinopyrum elongatumは、FHB耐性と強力な成長能力の可能性があるため、耐性育種のために小麦に使用されています。 Fhb7は、Th. ElongatumにおけるThのFHB耐性に主要な役割を果たします。しかし、Th. ElongatumのE参照ゲノムは利用できず、FHB耐性の分子同一性とメカニズムはあいまいです。この研究では、Th.elongatumの参照ゲノムのアセンブリを報告し、Fhb7のクローニングと生体分子の特性について説明します。 Fhb7は、グルタチオンS-トランスフェラーゼ（GST）をエンコードし、脱エポキシ化によってトリコテセンを解毒することにより、フザリウム種に広範な耐性を付与します。 Fhb7 GSTホモログは植物には存在せず、このことはTh. elongatumは内生のEpichloë種から水平遺伝子導入（HGT）を介してFhb7を獲得した根拠となります。小麦のFhb7遺伝子移入は、収量を犠牲にすることなく、多様な小麦のバックグラウンドでFHBと冠腐病の両方に耐性を与え、フザリウム耐性育種の解決策を提供します。
Novogeneは、最先端のNGSとバイオインフォマティクスの専門知識を備えたゲノムサービスとソリューションのリーディングプロバイダーであり、世界レベルの優れたシーケンス機能を備えています。 Novogeneは、科学的卓越性、カスタマーサービスへの取り組み、卓越したデータ品質を利用して、クライアントが研究目標を実現することを支援しています。 同社はNGSサービスの世界的リーダーであり、従業員数は2,600人で、世界中に拠点があります。 Novogeneの豊富な経験により、NGS関連の27の特許を所有する他、4920を超える顧客の研究論文が、Nature や Scienceなどの著名な論文に掲載されています。
